世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、第三回のテーマは「麦」です。
11月6日は、いい麦の日だそうです。
様々な物の原材料になっている麦ですが、どんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのでしょう?
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
大麦と小麦
麦の中でも代表的な種類が、大麦と小麦です。
大小と付きますが粒や植物の大きさに大差はなく、語源は諸説あります。
また、英語ではbarley,wheatと全く違います。
大きな違いは成分で、大麦はホルデインが含まれ吸水性が高く、小麦は粘りのもとになるグルテンが含まれています。
大麦
1万年前から栽培されている穀物で、ビール類やウイスキー、麦焼酎、麦茶などに使われます。
血糖値の上昇と脂肪の吸収を抑える働きがあり、75歳まで生きた徳川家康も麦ご飯を好んで食べていました。
また、日露戦争中に脚気が流行した際、麦食を取り入れて健康が保たれたそうです。
小麦
米、トウモロコシと並んで世界三大穀物の一つです。
小麦に水を加えると、弾力性と粘着性を持ったグルテンが作られるので、モチモチのパンや、コシのある麺ができます。
なみに、グルテンフリーの食品が売られていますが、グルテンアレルギー以外の人の健康に害はありません。
(内閣府 食品安全委員会のFacebookより引用)
小麦粉の種類
『強力粉』
グルテンが多いです。パンや中華まん、ピザなどしっかりした食感に。
『中力粉』
程々のグルテンの量で、うどんに最適。
『薄力粉』
グルテンが少なめで柔らかくなるので、天ぷらやケーキなどのお菓子作り、粉ものに向いている。
他の麦
大麦と小麦以外では、
『ライ麦(黒麦)』
痩せた土地でも育ち、堅いパンができる。
『オーツ麦(エンバク)』
脱穀、潰して乾燥させるとオートミールになる。
『はと麦』
脂肪代謝を促進し、美容に良いお茶に使われる。
などの種類があります。
以上、麦についてまとめてみました。
多くの健康に良い効果が出ているので、普段の主食を麦飯に置き換えるだけで、大きな変化があるかもしれません。
だからといって、ビールやウイスキーを飲みすぎないように、気をつけてくださいね!