世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、今日のテーマは「とろろ」です。
健康食として人気のとろろですが、原材料が何かわかりますか?
山芋? 長芋? それとも自然薯(じねんじょ)?
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
山芋の分類
山芋(やまいも)は特定の品種ではなく、ヤマノイモ科の総称です。
ヤマノイモ、ナガイモ、ツクネイモなど、山芋として売られている中にいろいろな種類があります。
ちなみに、イモ類の中で、生で食べることができるのは珍しい種にあたります。
自然薯(じねんじょ)
日本に古くから自生する山芋で、滋養強壮に良いため山菜の王者として呼ばれています。天然物は希少なので高価です。
長芋の2倍の食物繊維を含み、粘り気も5倍程あります。
11月~12月が収穫期で、掘りたてが旬です!
長芋
中国が原産の外来種で、北海道や青森県で多く育てられています。
他の山芋より粘りが少なく水分が多いので、シャキシャキした食感が楽しめます。
同じく晩秋が旬ですが、越冬させて4~5月に掘り出す春掘りの物は、追熟して濃厚な味になります。
とろろの成分
とろろは「生の山芋または長芋をすり下ろしたもの」なので、先に挙げた芋は全てとろろの原材料になりますね。
消化酵素であるジアスターゼがでんぷんを分解するので生でももたれない反面、
皮に含まれるシュウ酸カルシウムが針状形をしているため、皮膚に刺さり痒みを引き起こします。
以上、とろろと山芋についてまとめてみました!
ヤマノイモ属の分類はとても複雑で、あの画像を作るのにかなり苦労しました・・・。
写真は鳥取県で食べた、長芋「ねばりっこ」を混ぜたソフトクリームです。
まるでトルコアイスのような食感で面白かったので、近くへ行ったときにはぜひ食べてみてくださいね!