世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、11月9日はカンボジアの独立記念日! ということで、せかいぞ海外 シリーズ「カンボジア」です。
猫ひろしさんがマラソン代表になったカンボジアには、超人気の世界遺産があります。
しかし、たった数十年前に起きた悲しい歴史も・・・。
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
カンボジアの基本
東南アジア、インドシナ半島の南部に位置する国です。
面積は約18万平方kmで日本の半分くらい、首都はプノンペンです。
人口約1690万人のうち9割がクメール族で、言語もクメール語です。
東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟しています。
アンコール・ワット
クメール語でアンコールは王都、ワットは寺という意味です。
12世紀に全盛期を迎えたクメール王朝がヒンドゥー教寺院として建造しました。
一度は放棄されますが、16世紀には仏教寺院に改修されました。
クメール建築の傑作とされ、カンボジアの国旗の中央にも描かれています。
トンレサップ湖
東南アジア最大の湖で、獲れる淡水魚はカンボジアの貴重なタンパク源になっています。
乾季でも面積が2500平方km(琵琶湖の4倍)ですが、雨季は1万6000平方kmと約6倍に拡大します。
湖上で暮らす人は100万人以上いると言われ、商店や学校もあります。
ポル・ポト政権
1970年代に首相として独裁を行い、急進的な共産社会化を行いました。
格差のない国家のために農業以外を禁じ、教育が資本主義を生む元凶と捉え学校を破壊、教師や医者が虐殺されました。
4年間で国の3人に1人、200~300万人が虐殺されたと言われています。
カンポットペッパー
フルーツのような香りと上品な辛さを持ち、世界一の胡椒と言われています。
19世紀後半にフランス植民地下で栽培を始め、現在も厳しい基準が定められた中で、化学肥料や農薬を使わない手作業の伝統農法が行われています。