世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、今日のテーマは「チョコレート」です。
2月14日バレンタインデーの主役といえば、やはりチョコレート。
最近は第四のチョコレートのと呼ばれる新しいものも登場しました。
改めて何からどうやって作るのか、復習してみましょう!
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
原料のカカオ
チョコレートの原料となるカカオは、アオイ科の常緑樹です。
赤道の南北20度高温多湿地域(カカオベルト)で栽培され、コートジボワールが世界最大の生産国です。
学名のテオブロマは、ラテン語で「神の食べ物」という意味で、薬としても用いられていました。
チョコレートの作り方
「採果」カカオポッド(実)を割って、パルプ(果肉)ごと50粒ほどの種子を取り出す。
「発酵」バナナの葉を乗せて数日発酵させる。チョコレートの味や香りが決まる。
「乾燥」水分が7%前後になるまで、豆を何度も回転させながら干す。
「選別」実の外皮など異物を取り除く。
「分離」砕いてカカオニブ(胚乳)の部分を回収する。
「焙煎」酸味と渋みが減り、香りが引き立つ。
「磨砕」すり潰してペースト状のカカオマスにする。
「圧搾」絞ってココアバター(油脂)を取り出す。
「混合」カカオマス、カカオバター、砂糖やミルクを混ぜる。
「微粒化」細かく原料を挽き潰す。
「精錬」加熱して練り、香りを引き出す。
「調音」結晶を安定化させ滑らかにする。
「充填・冷却」型に流し、冷やして固める。
とても多くの行程を踏んでいますね!
チョコレートの種類
混合の過程で入れるものが変わります。
ブラックチョコレート
カカオマスが多くミルクを含まないので、カカオ本来の苦味が強い。
ホワイトチョコレート
カカオマスを入れずカカオバターを使うことで、クリーミーさや甘みが強い。
ミルクチョコレート
どちらも使用したベーシックなチョコレート。
ルビーチョコレート
ブラック、ホワイト、ミルクに続く第4のチョコレートとして注目されています。
赤色ですが着色料や他の果実は入っておらず、カカオの天然色によるもの。
他のチョコレートとは違う、フルーツのフレッシュさや酸味が特徴的です。
以上、チョコレートについてまとめました!
カカオを収穫してからチョコレートになるまでに、ずいぶんたくさんの工程があるんですね。
スイーツはもちろんのこと、メキシコでは「モーレ」と呼ばれるチョコレートのおかずもありますし、日本でもカレーに入れることがあるなど、可能性は無限大!