世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、第一回のテーマは「味噌」です。
日本の食卓には欠かせない味噌。あなたはどこまで知っていますか?
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
【味噌の由来】
味噌は、約1200年前に中国から入ってきた発酵調味料・醤(ひしお)が元となって日本で広まった説と、
縄文時代に保存食を作るために大豆を塩漬けにしたものが味噌の前身となった説があります。
どちらの説でも、日本にかなり古くから伝わる調味料だといいうことですね。
【味噌の原材料と作り方】
味噌作りに必要なものは、大豆、麹(こうじ)、塩の3つだけです。
麹は、米・豆・麦などの穀物に麹菌を繁殖させたもので、大豆を発酵させる働きがあります。
発酵とは、微生物の働きにより物質が有益な変化を起こすことです。
有害な変化である腐敗と仕組みは同じなんですね。
【味噌の種類】
味噌には、赤味噌と白味噌があります。 製造工程によって色が変わります。
発酵・熟成の過程で、アミノ酸と糖を十分に反応させると赤味噌、抑えたものが白味噌になります。
★ 赤味噌
赤味噌は大豆を長期間水に浸して作ります。
長く熟成させるので強いコクがあり、塩分を多く含むので長持ちします。
赤色の元になるメラノイジンは、代謝をアップさせるので、朝食に向いています。
愛知県の八丁味噌が有名ですね!
★ 白味噌
白味噌は大豆を煮て作ります。塩分が控えめで、甘みが強いです。
白味噌に含まれるGABAは、ストレスの緩和やリラックスに効果的なので、夕食に向いています。
乳酸菌も多く、腸内環境も整えてくれます。
京都の西京味噌が有名ですね!
【味噌にまつわる言葉】
- 「味噌をつける」(かつて火傷した箇所に味噌を塗ったことから)失敗して面目を失う。
- 「味噌っかす」価値がないもの。転じて、一人前に扱われない子供。
- 「手前味噌を並べる」自分で自分を褒める、自画自賛。
- 「◯◯が味噌」大事な要点のこと。
以上、味噌についてまとめてみました。
明日から味噌汁を飲むときや、スーパーで味噌を選ぶときに、思い出してみてください!