世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、今日のテーマは「鮒」です。
日本を始め、ユーラシア大陸に広く分布している淡水魚、鮒。
そのため、古くから食用にされたり、万葉集の和歌にも詠まれたりしてきました。
この記事を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ!
フナの基本
フナはコイ目コイ科コイ亜科フナ属と、コイに非常に近い種です。
ヒゲがないのが一番の違いで、成長しても全長30cm程です。
ため池や用水路など、流れのゆるい淡水に生息し、水の汚れにも強いです。
フナの多くが甲殻類や水草を食べる雑食性で、春に産卵します。
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「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」という格言があります。
子供の頃にマブナで釣りを覚え、老いたらヘラブナ釣りを楽しむようになるということだそうです。
和歌山県の伝統工芸品「紀州へら竿」は、1人の職人が1年かけて手作業で作る高級品です。
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滋賀県の特産品で、琵琶湖の固有種であるニゴロブナが使われます。
塩漬けされた魚と米を漬け込み発酵させるなれずしの一種です。
発酵させることで独特な風味となり、魚を長期保存することができ、乳酸菌による整腸作用もあるなど栄養価も高いです。
以上、ふなについてまとめてみました。
2月5~7日は鮒寿司の材料でもある「ニゴロブナの日」、そして2月7日は「フナの日」だそうです。
ニゴロブナの減少と、数ヶ月も漬け込む大変さから作り手が減っているみたいですが、伝統としてこれからも続いていってほしいです!